お盆とは、盂蘭盆会を略したもので、『盂蘭盆経』に説かれた故事に由来するといわれる法要です。日本では一般的に先祖供養のための行事とされていますが、浄土真宗では、お盆の時期にご先祖を追憶するともに、無常の理を感じて阿弥陀さまの恩徳を感謝させていただく仏事です。お盆は、古来より7月15日頃(7月盆)を中心に行事が行われていましたが、明治時代に太陽暦(新暦)が採用されたことにより、現在は旧暦に合わせるため、8月15日頃(8月盆)にお勤めされることが多くなりました。また、満中陰(49日法要)の後、初めて迎えるお盆には、初盆法要をお勤めいたします。
※当寺の初盆法要の取り扱いにつきましては、お申し込みいただいた方のみ、お参りさせていただきます。
※他寺とは異なり、初盆は略式法要ではなく正法要として参勤執行させて頂きますのでご了承ください。
ご自宅での初盆法要
お参りをするにあたり、一番馴染みのある迎え方ではないでしょうか?僧侶がご自宅にお伺いし、普段から手を合わせておられるお内仏(お仏壇)の前にて、ご家族やご親族の皆さまと共に読経をさせていただきます。
お寺での初盆法要
お寺の本堂で、ご家族やご親族の皆さまに集まっていただき、お参りをするかたちです。お参りの人数が多い方やご自宅での法事の準備等が困難な方にお勧めします。
「寺勤め(代理勤め)」での初盆法要
『寺勤め』とは、様々なご事情により、どうしてもお参り(法事)を行うことが難しい場合、お寺の本堂等にて、皆さまに代わり、当寺の僧侶のみで読経やお焼香をさせていただくかたちです。『寺勤め』に関して詳しくはお問い合わせください。